なぜSIerを辞めてメーカーでデータ分析担当になったの?IT業界内ではなく異業種に転職したのはなぜ?
このような疑問に答えていきます。
本記事のテーマ
本記事を読むと、次のような情報を入手できます。
- SIerから転職した人の、転職を決意した理由
- IT業界内ではなく、異業種に転職した理由
- どのように転職活動を行ったか?
結論
私が異業種転職を決意した理由は、下記のとおりです。
- 当時の上司が深夜まで仕事をしていた
- SIerは業界的に残業が多い構造になってしまっていること
- 自分が作ったシステムがどのように活用されているか見えにくい
- 将来のキャリアを考えた時に、幅を広げたかった
ちなみに、転職をするのであれば、書類の添削や面接対策、日程調整、給与の交渉など多岐に渡る支援を無料でしてくれる転職エージェントの利用をオススメします。
オススメの転職エージェントはこちらにまとめていますので、ぜひご参照ください。
記事の信頼性
私は新卒でSIerという「対企業向けにシステムを開発する企業」に就職しました。エンジニアとして、システム開発の全工程(要件定義や設計、開発、テスト、リリース、保守まで)を担当してきましたし、現在はAndroidのアプリも作成していますので、経験者の視点からお話ししていきます。
YouTubeでも解説しています!
動画でも本記事の内容をご紹介しています!
他にもシステム開発やSIerのキャリアに関する情報発信をしていますので、ご興味ありましたら是非ご視聴ください。
私が転職を決意した理由
実は私が転職を意識したのは入社2年目の時と5年目の時の2回ありました。
2年目の時は単純に仕事が辛かったので辞めようと思いましたが、転職の面接で前職の実績など何も話せなかったこと、やりたいことがイマイチわかっていないこと、当時参画していた案件を最後までやれば実績にもなるし成長できそうだったことから、転職活動を途中で辞めました。
詳細はこちらに書いていますので、ご興味あればお読みください。
この頃からWeb系やアプリ系ってどのようなことをするのか興味が湧いて、経験したいという気持ちから副業を始めました(ほぼ稼げなかったですが…笑)
5年目に先述した通り、転職を決意した理由は下記のとおりです。
当時の上司が深夜まで仕事をしていた
1つ目の理由は、「当時の上司が深夜まで仕事をしていた」というものです。
私もそこそこ忙しくしており、家に帰るのは0時過ぎの日々を過ごしていました。
そのような生活であっても、翌日出社すると上司からメールが返ってきていました。(深夜2時くらいです)
正直それを見て、「10年後は自分がああなるのか…なんかヤだな」と思ったのが転職のきっかけの1つです。
SIerは業界的に残業が多い構造になってしまっていること
別の記事でも記載しましたが、SIerは業界構造的に長時間労働になりやすい環境だと感じたからです。
実際に社会に出て働いてみて、「仕事はあくまでも生活資金を入手するための手段であって、仕事に生活の大半を占められたくない」という気持ちが意外と強かったのを実感しました。
もちろん、新人の頃は自身の成長のためにも長時間労働するのはありだと思いますが、そのような状況がずっと続くのは避けたかったです。
(ちなみに単純労働の積み重ねでは成長できないので、常に何か改善・工夫できないか意識するのが個人的なポイントでした)
自分が作ったシステムがどのように活用されているか見えにくい
SIerで働くモチベーションが無くなった1番の理由がこれかもしれません。やりがいを感じなくなってしまったのです。
SIerは他の企業に向けてシステムを開発します。
開発時は情報システム部の方が窓口になり、実際の利用者の方とお話しする機会は極わずかでした。また、私は新規構築の案件が多かったからかもしれませんが、自分が構築したシステムをどのように活用され、ビジネスに貢献しているかがほぼ見えませんでした。
新人の頃は目の前のタスクで手一杯でこんなこと考える暇もなかったのですが、ある程度年次を重ねて余裕が出てきたときに、「自分の仕事が意味があったのか?」と考えるようになり、徐々にやりがいが薄れていってしまいました。
将来のキャリアを考えた時に、幅を広げたかった
さて、今までの理由を整理するとこのようになります。
- 長時間労働が嫌だ
- やりがいが感じられない
これだけだったら、例えばソフトウェア開発会社やWebサービス会社など自社開発の企業で、かつ労働時間が短い会社を探せば良かったのですが、当時20代でしたし、将来のことを考えた時に、別の職業を経験しておくと自分の市場価値が高くなるのではないかと思い、異業種転職を意識しました。
1つの分野で1/10000の人間になるのは非常に難易度が高いですが、1/100の分野が2つあれば、1/10000の人間と同等の市場価値になるのではないかと考えていたのです。
システムエンジニアはデータベースを操作することも多く、データの抽出・加工は問題なく行えました。
そこで、そのデータを活用する「分析」を学べば、キャリアの幅が広がるのではないかと思い、データ分析の職種を探すようになりました。
以上が、私が異業種転職を考えた理由となります。
どのように転職活動を行ったか
さて、私がどのように転職活動をしたかというと、下記のような手段を取りました
- 転職エージェントに登録
- 企業の公式HPから応募
まず最初に行ったのは、転職エージェントに登録したことです。
可能であればメーカーなどの事業会社側に就職したかったのですが、異業種転職ですし、どのような戦略で転職活動を行えば良いかわからなかったので、まずはプロに相談しようと考えました。
ちなみに、オススメの転職エージェントはこちらにまとめていますので、ぜひご参照ください。
相談した結果、「データ分析を専門にしている会社で経験を積み、メーカーなどに転職する」という戦略を教わりました。
確かに専門会社であれば教育もあると思いますし、未経験の自分には良い方法だと思いました。
一方で、前職時代に付き合いのある企業で求人を出しているという情報を入手しました。(仕事中に調べ物をしていたら、広告に出てきました。笑)
その企業はメーカーでデータ分析担当を求人しており、個人的にはとても魅力的でした。
当時は忙しく転職活動に割ける時間もあまりなかったのですが、1社であれば時間あるかなと思い、その企業の公式HPから応募しました。縁があって内定を頂き現在に至ります。
結局、転職エージェント経由での転職ではなかったのですが相談できたのは非常に参考になりましたし、未公開求人をいくつか見れたので、応募した会社との比較もできて、登録して良かったと思います。
まとめ
今回は私がSIer転職をした理由についてご紹介しました。「辛い・やりがいが感じられない」、「将来のキャリアへの不安」から転職を意識した私でしたが、運良く現在の会社に拾ってもらえ、現在に至ります。
現在SIerに就職されている方の中にも転職を意識されている方がいらっしゃると思いますが、少しでもその方々の参考になれば幸いです。
転職をするのであれば、書類の添削や面接対策、日程調整、給与の交渉など多岐に渡る支援を無料でしてくれる転職エージェントの利用をオススメします。
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ではでは
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