最近システムエンジニアが流行ってるし給料もいいみたいなんだけど、全くの初心者でも大丈夫なのかな?
このような疑問に答えていきます。
本記事のテーマ
本記事を読むと、次の情報が得られます。
- 未経験者でもエンジニアは務まるか?
- 仮に入社した後にどのような点に注意すべきか?
結論
未経験でもエンジニアへの転職は務まりますが、下記を意識すべきです。
- 研修制度のある企業を選ぶ
- 極力1次請けの企業を選ぶ(難易度は高い)
- 貪欲に学ぶ意欲が必要
プログラミングスクールに通うのも良いですが、個人的にはいきなり就職をして経験を積むのも良いと思います。
未経験から転職をするのであれば、書類の添削や面接対策、日程調整、給与の交渉など多岐に渡る支援を無料でしてくれる転職エージェントの利用をオススメします。
オススメの転職エージェントはこちらにまとめていますので、ぜひご参照ください。
記事の信頼性
私は新卒でSIerという「対企業向けにシステムを開発する企業」に就職しました。エンジニアとして、システム開発の全工程(要件定義や設計、開発、テスト、リリース、保守まで)を担当してきましたし、現在はAndroidのアプリも作成していますので、経験者の視点からお話ししていきます。
未経験でも大丈夫!どんな応募先が良い?
未経験でもエンジニア就職は可能です。
しかし、しっかりと求人を選ばなければ、低給与、長時間労働でロクな教育もないブラック企業に就職して心身をすり減らしてしまう可能性があります。
個人的に応募先を選ぶ上で重要だと思う項目は次の通りです。
研修制度が充実している
やはり、未経験から始めるのであれば、研修制度が充実している企業を選ぶべきです。
自分のスキルアップに繋がるというのもそうですが、新人を採用して、かつ長期間研修を行える企業というのは、きちんと利益が出ていてブラック企業である可能性が低いと考えられます。
個人的には研修期間は3か月くらい欲しいところです。
私が就職した会社では半年ほど新人研修をしていましたし、大手に就職した知人に聞いても3~4か月程度は研修を行っていました。
やはり、新人からエンジニアになるのはそれくらいの期間が必要なのです。
もちろん、第二新卒や中途採用の場合は新卒とは違いそこまで手厚い研修は用意されてないかもしれませんが、1つの目安として参考にしてみてはいかがでしょうか?
プライム(1次請け)案件が多い
未経験からエンジニア就職をする場合、大半は受託開発企業に就職することになると思います。
この時に重要視すべき内容が、「プライム(1次請け)案件がどの程度あるか?」というものです。
プライムが良い理由としては、下記のとおりです。
- 幅広い経験ができる
- 比較的待遇が良く、研修制度が充実している
- 優秀な方が比較的多く、質問できる相手が多い(可能性が高い)
エンジニアとしての成長を考えるのであれば、プライム企業は非常に魅力的です。
ただし、中には開発は全くせず(外注 or 雇ったエンジニアに任せて)打ち合わせばかりの企業もあります。
開発がしたくてエンジニアを目指す方は注意が必要です。
私が就職していた企業は、プライム案件が多いにも関わらず、エンジニアを雇って基本自社で開発を行っていたので、私も幅広い経験が積め非常に勉強になりました。(若かったので、一緒に開発してました)
エージェントを使う
上記の条件で自分で探すというのも良いのですが、やはり相談できる人を準備しておくのは非常に有用です。実際私もエージェントに相談して視野が広がりました。
また、エージェントを利用すると、企業側は「採用した人の年収の3割程度」など高額な報酬をエージェントに支払うなど、採用コストが高くなります。
未経験の人間をそのように採用するということは、それだけ投資してくれる企業とも考えられます。
ただし、エージェントの人もビジネスですので、積極的に面接案内や求人紹介をしてきます。
「どんな求人があるか興味がある」程度であれば、「今はどのような求人があるか、どのように転職活動を進めるのかを知りたいだけで、本格的に活動を開始するときは、私から連絡させていただきます」と伝えましょう。
それでもしつこく連絡してくるのであればブロックしましょう。
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入社後の頑張りが重要
さて、無事エンジニアとして就職できたとしても、実はその後の方が重要です。
企業側もコストをかけて採用してくれたのですから、その機会を最大限生かすように、業務時間も、業務時間外も積極的に勉強していきましょう。
業務時間内の振る舞いについて
まず、一緒に仕事をする人の中で優秀な人を見つけましょう。
例えば技術に明るい、生産性が高い、周囲からの人望が厚いなどです。
このような人から学ぶことがたくさんあります。
もしわからないことがあれば質問を整理したうえで、相手の迷惑にならない範囲で積極的に質問しましょう。
直接教えてもらう以外にも、「自分の仕事をもしこの人がやるとしたらどう作業するか?」と考えながら、日々の仕事の中で試行錯誤を繰り返しましょう。きっとITの活用方法が見えてきて、生産性が劇的に向上するでしょう。
生産性を上げ、時間の余裕ができたら、「他にやることは無いか?」をリーダーに聞き、仕事を振ってもらうか、勉強の時間に充てましょう。
今はインターネット上にも有益な情報は存在しますので、それらを読むでもよいでしょう。
このように、業務時間内でも貪欲に成長する意欲が無ければ、未経験からエンジニアとして働いても中々スキルが身につかず、結果として辛い思いをしてしまうと思います。
最初の頃は大変かもしれませんが、長い目で見ると自分のためになるので、先行投資と思って最初のうちは積極的に勉強をしたり、仕事を引き受けたりしましょう。
仕事後・休日の振る舞いについて
慣れない仕事で大変だと思いますが、仕事後の時間や休日なども勉強に充てましょう。
最初のうちは、「基本情報技術者」という資格の取得を目指しましょう。
ITに関する幅広い知識を体系的に学べますので、仕事でも役に立つ部分があります。
私も新人の時は家に帰ってからプログラムを組んだり、資格の勉強をしたりしていました。
また副業としてAndroidのアプリ作ったり、統計学の勉強もしていました。
私の近くにいた凄腕エンジニアは、休日に「フレームワークのソースコード(他の人が書いたプログラム)」を読んでいるそうです。
できるエンジニアは勤勉な方が多いのです。
(そしてこれを勉強と思わず、好きなこととして取り組んでいる人が多いです)
もちろん、休むのも大切です。上記の例は正直やり過ぎなところもあるので、まずは2日間の休日のうち半日程度(それも難しいなら1時間)でも良いので、勉強に充ててみてください。
このような企業は逃げよう
せっかく入社できても、下記のような企業はブラックな可能性が高いです。
- 長時間労働なのに休日も無い
- 周囲の人が常に疲れていそう
- 事前に提示された話とは明らかに違う環境・待遇
- 人の入れ替わりが激しい
上記以外にもあるかもしれませんが、「この企業ヤバイ」と感じたら、早めに見切りをつけて転職しましょう。
無駄に心身をすり減らす必要はありません。ただし、その企業を紹介してきたエージェントには相談しては駄目です。
別のエージェントや、友人、家族など、信頼のおける人に相談してみましょう。
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まとめ
さて、今回は未経験でもエンジニアに転職できるか解説しました。
結論としては転職は可能ですが、主体的に学ぶ意欲が無いのであれば、辛い思いをするかもしれません。
厳しい意見かもしれませんが、周囲のエンジニアとの差を埋めるためにも、主体的な自己研鑽は必須です。
もし不安であれば、スクールに通うのも良いかもしれません。無料で転職支援をしてくれるサービスもありますし、気軽に無料相談してみてはいかがでしょうか?
本記事が皆様の参考になれば幸いです。
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