【問題なし】文系からSE(システムエンジニア)になれるか?経験者が解説!【辛かったら転職!】

キャリア・転職
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システムエンジニアって給料が良さそうだから興味あるのだけど、文系の私に務まるかな?

このような疑問に答えていきます。

本記事のテーマ

本記事を読むと、次の情報が得られます。

  • 文系エンジニアの強み
  • 理系エンジニアから見た文系エンジニア

結論

数学や論理的思考が苦手で文系に行った人は難しいかもしれない

  • ITは論理的思考(≒プログラミング的思考)が必須。
  • 今後はデータ活用で、分析スキル(統計学的知識)を求められるかもしれない
  • 文系の強みは言語化力・コミュニケーション能力

もし今の仕事が辛く、仕事に行くのが苦痛であれば心身を病む前に転職することをオススメします。

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記事の信頼性

 私は新卒でSIerという「対企業向けにシステムを開発する企業」に就職しました。エンジニアとして、システム開発の全工程(要件定義や設計、開発、テスト、リリース、保守まで)を担当してきましたし、現在はAndroidのアプリも作成していますので、経験者の視点からお話ししていきます。

文系でもエンジニアになれるか?

さて、先ほども書かせていただきましたが、文系でもエンジニアになることは可能です。なることは可能ですが、活躍できるかどうかはまた別のお話です。それぞれの理由について解説していきます。あくまでも私の主観ですのでご容赦ください。(ちなみに私は理系です)

文系の強み

文系の方は文章に触れる機会が多く、言語化力(自分の言いたいことを言葉にする力)や、相手の思惑を汲み取る力に長けていると考えられます。

言語化力

システムを作るときは、自分たちと顧客の考えをすり合わせる必要があります。そうではないと、相手が求めているものと違うシステムができてしまい、問題になってしまいます。そこで重要なのが言語化力(自分の言いたいことを言葉にする力)です。

文系の方は、自分たちの考えを適切に伝えることが、理系に比べ得意な人が多い印象です。やはり、多くの文章に触れていたり、自分たちの考えを言葉にしたりする機会が理系に比べ多いため、このような点で優れていると考えられます(理系は結構「AだからB」など、事実を列挙するだけで、自分の意見を文章にする機会が少なかったです)

背景の思惑を汲み取る力

多くの文章に触れ、「なぜそうなったのか?そう感じたのか?」など、事象の背景にある心情や思惑まで想いを馳せるのは文系の方の長所だと思います。
理系は、どちらかと言うと、「どのような仕組みでこうなったか?」という論理的な思考をしてしまいます。

システムを開発するときは、顧客の発言の真意までくみ取る必要があります。例えば下記の図は、顧客とシステム開発側でコミュニケーションがうまく取れず、失敗するということを風刺した図になります。

上図のように、顧客が説明した内容(左上)と、その背景にある本当に必要だったもの(右下)で乖離があることがしばしばあります。「なぜ顧客はこのような発言をしたか?」という真意まで想像できるのは文系の方が多い印象です。

文系の弱み

一方、文系の方が苦手な方が多いと思われる力は下記のとおりです。

論理的思考が苦手な人が多い

IT企業に勤める以上、どのような分野であっても「論理的思考」は求められます。なぜなら、機械(プログラム)は人間のように抽象的なものは受け付けず、論理的にしか動作しないからです。

営業であろうが、コンサルであろうが、エンジニアであろうが、顧客と打ち合わせをする以上、ITに関する話は出てきます。論理的思考が苦手だと顧客との会話が成立せず、活躍から遠のいてしまいます

論理的思考(プログラミング的思考)は普段私たちが考えている思考とは別の思考方法です。これを学ぶには練習しかありません。

数学が苦手な人が多い

営業であれば売上に関する数字、エンジニアであればパフォーマンス(システムの速度)計測やサーバのスペックを決める時に計算が必要になります。

また、最近ではデータ分析ブームがあり、データベースを自在に操れるエンジニアはデータ分析スキルが求められるようになる可能性が高いと考えられます。

数学が苦手だと、このようなチャンスにも乗り切れず、活躍から遠のいてしまうと思います。

辛かったら異動・転職を考えよう

文系を逃げに使っている人は伸びない

さて、文系の方の長所、短所を話してきましたが、私が見てきた人の中であまり伸びなかった文系エンジニアの特徴は、「文系だから自分にはできない」という固定観念を持ってしまい、逃げているというものです。

プログラミングは新たな言語・概念です。文系の方は英語やフランス語など別の言語を専攻している方や、哲学や歴史のように他の方の考え方や文化を専攻されている方もいらっしゃいます。新しい言語・概念を学ぶという意味では、文系の方もすでに経験されているのです。

理系の人の得意分野と決めつけず、「自分にもできる」と思って勉強しないと中々身に付きません。逃げるのはその場は楽かもしれませんが、長期的に見ると非常に損をしてしまう行為です。

やってみて、合わなければすぐに職を変えよう

逃げるのは損だと言いましたが、そうは言っても人間には向き不向きがあります。もしやってみて自分には合わない、苦痛だと感じた場合、無理に我慢するのではなく転職や社内の別部署への異動を検討しましょう。

私も転職した人間ですが、会社が変わると本当に環境が変わります。心身を病んでしまう前に、ぜひ行動しましょう。

また、もし周囲に追い詰められていそうな人がいたら転職などを勧めてみてください追い詰められている人は視野が狭くなり、転職などの選択肢を考えられる余地がない可能性があります。

 

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まとめ

今回は文系でもエンジニアになれるかを解説してきました。結論としてはなれますが、活躍するには最低でも論理的思考力は身に着ける必要があると思います。

 

もし苦手であっても、過去の経験を自信にして、プログラミング的思考という新しい概念・言語の習得を目指しましょう。ただし、自分に合わないと感じたら、心身を病む前に転職など環境を変えるアクションを取るようにしましょう。

本記事が皆様にとって参考になれば幸いです。ではでは。

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