システムエンジニアの人の仕事ってどんな感じなの?転職して初めてやった仕事の話とか聞きたいな…
このような疑問に答えていきます。
本記事のテーマ
本記事を読むと、次の情報が得られます。
- 私が初めてのプロジェクトでどのような仕事をしたか、どのように感じたか?
結論
成長は実感できたけど、しんどかった
- 成長できた点
- 報連相などの社会人基礎力
- デバッグ力(ソースコードから仕様を洗い出す)
- 辛かった点
- 仕様を誰も知らないというプレッシャー
- 先輩のせいで1年前から計画していた予定をキャンセルさせられた
- テストに意味を見出せずしんどかった
正直なところ、私はこの案件の影響で転職を考えました。
この記事を見ている方の中にも転職活動を検討されている方もいるかもしれません。
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記事の信頼性
私は新卒でSIerという「対企業向けにシステムを開発する企業」に就職しました。エンジニアとして、システム開発の全工程(要件定義や設計、開発、テスト、リリース、保守まで)を担当してきましたし、現在はAndroidのアプリも作成していますので、経験者の視点からお話ししていきます。
案件の概要
私は新卒でSIerに入社し、4か月ほどの新人研修を経て現場に配属されました。
他の同期はそこから追加で研修だったのですが、私がいた部署は案件が忙しく、研修は無くいきなり案件に投入されました。
案件は金融機関向けの機能変更でした。
一応案件の概要説明があったのですが、仕様書も無い中いきなりソースコードを渡されて、ソースコードを見ながら変更箇所の特定をしていました。
ちなみに小規模な改定だったので、メインの作業者は私と、同期1人と先輩1人の3人体制でした。
成長できた点
報連相などの社会人基礎力
このプロジェクトでは朝会があり、毎朝進捗報告を行っていました。
「報告くらい簡単」と思っていたのですが、自分の言いたいことを端的に伝えるというのは意外と難しく、「何が言いたいかわからん」と先輩から指摘を受けることもしばしばありました。
苦手過ぎて、報告のテンプレートを自作したくらいです。笑
自分の言いたいことを整理するいい練習でした。
デバッグ力がついた
この案件では、Javaベースの独自フレームワークを使っていました。
独自フレームワークのくせに仕様書もなく、クラス(プログラムファイル)の名前も「XXX000」のような機械的な命名で、初見ではちんぷんかんぷんでした。
時にはデバッグ(実行しながらプログラムの動きを確認)しながら、時にはGoogleで調べながら、徐々にExcelに仕様をまとめていきました。
クラスの中にさらにクラスがあるなど非常に煩雑な設計でしたが、何とか解析できた時は独力で調べる力が付いたと感じました。
そういえば画面がメチャクチャ遅くて調べていたら、明示的にガベージコレクションを実行していたんだよなぁ…
怖くて変更しなかったけど、もう二度と触りたくないシステムでしたね。
さすが20年以上使っているシステム!笑
効率化に目覚めた
変更点が問題ないかテストをしていたのですが、初めて行うテストだったので、当時の私は目視で確認していました。
それを見た先輩から「そんな非効率なことをせず、ExcelにDBの内容を貼り付けたら、数式で正誤を確認できるようにすればいいじゃん」とアドバイスをいただき、衝撃を受けたことがあります。
さらに、当時の私は「画面の文言が少し違う」という不具合(バグ)を埋め込んだままリリースしてしまうという大失敗をしてしまったのです。
幸い先方の社内でしか使わないシステムであることから事なきを得ましたが、この経験から「人間は確認など、きっちりした作業は向かない。
極力機械的に確認できるように仕組み化しなきゃ」と人一倍思うようになりました。
それからというもの、目の前の作業を何とか自動化できないか色々勉強してました。笑
辛かった点
仕様を誰も知らないというプレッシャー
まずはこれですね。先述の通り誰も知らないフレームワークなので回りに何も聞けませんし、自分が間違った解釈をしてしまったら、チーム全体が間違ってしまうというプレッシャーがありました。
若手しかいなかったチームなので、周囲に頼れる人はおらず、プレッシャーと言う意味では一番しんどかった案件かもしれません。
この後に経験した別の案件では、頼れる先輩方が多く、自分だけで決めるのではなく周囲に相談できたので、精神的に楽に感じたのを覚えています。
先輩のせいで1年前から計画していた予定をキャンセルさせられた
いやー、この案件で一番しんどかったのがこの件ですね。
これのせいで職場で泣いてしまいましたもの…職場で泣いたのはこれが最初で最後でしたね。
何で泣いたかと言うと単純に悔しかったんですよね…と言うのも、自分は予定があったので結構作業を前倒しで進めていて、余裕を持っていたんです。
ただ、先輩の作業が遅れていたから、順調だった私に先輩のタスクが回ってきて、そのせいで残業を余儀なくされて予定をキャンセルさせられたんです。
私が帰ろうとした時に、「お前、これ終わってないだろ。今日中に先方に提出しなきゃいけないから終わらせろ」とか先輩が言ってきたんですよ?
そんなこと最初の説明では言ってなかったですし、そもそもお前が言うなって感じでした。
ただ、当時は新人であり、「自分で仕事をコントロールできなかった」のも事実なので非常に悔しく感じました。
自分を守れるのは自分だけだと痛感しました。
ちなみにこの件がきっかけで1回目の転職活動を開始したんですよね…興味ある方はこちらから参照ください。
テストに意味を見出せずしんどかった
この案件は金融関係の企業が顧客だったので、結構かっちりとしたテストをしていました。
変更箇所が極わずかではあるのですが、変更箇所以外に問題が無いか確認するために大量にテストしていました。(変更していない部分に問題ないか確認することを回帰テストと呼ぶのですが、回帰テストの方が倍以上ありました)
それに結合テストとシステムテストでほぼ同じ内容のテストをするんですよ。
同じテストを2回やる意味あります?
本来は連携システムを増やすなど、環境を変えてテストするのですが、サーバ変えただけで全件もう一回テストするとか非常に生産性悪いなと思いました。(ちなみに製造業向けの案件だとここまでカッチリ確認しないので、自分には製造業の方があってましたね)
まとめ
今回は私の最初のプロジェクト経験談をお話ししてきました。
再掲ですが、まとめるとこんな感じです。
- 成長できた点
- 報連相などの社会人基礎力
- デバッグ力(ソースコードから仕様を洗い出す)
- 辛かった点
- 仕様を誰も知らないというプレッシャー
- 先輩のせいで1年前から計画していた予定をキャンセルさせられた
- テストに意味を見出せずしんどかった
辛いこともありましたけど、成長できたので、総じて経験できてよかったなと思います。ちなみに次に経験した案件の感想はこちらになります。ご興味ございましたら、ご覧ください。
辛かったら転職も視野に入れましょう。会社が変わると本当に環境が変わります。
転職をするのであれば、書類の添削や面接対策、日程調整、給与の交渉など多岐に渡る支援を無料でしてくれる転職エージェントの利用をオススメします。
オススメの転職エージェントはこちらにまとめていますので、ぜひご参照ください。
ただし、彼らもビジネスで支援してくれているので、鵜呑みにせずに最終的には自分で判断するようにしましょう。
もし未経験からシステムエンジニアに転職を考えられている方は、プログラミングスクールも1つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?最近だと無料のスクールもありますので、リスクゼロでプログラミングを学べます。
システムエンジニアの方は、辛すぎて心身を病んでしまうと取り返しがつかないので、我慢しすぎないで転職など環境を変えることも検討しましょう。
転職は不安も多いと思いますので、エージェントなど相談できる人を準備するのもお勧めです。
この記事が皆様のお役に立てば幸いです。ではでは。
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