【徹底比較】正社員VSフリーランス!フリーランスになる目安は?【メリット・税金】

キャリア・転職
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フリーランスって単価高いけど、本当に会社員よりメリットが大きいのかな?税金とか小難しいことあって中々正確に比較できん…

このような疑問に答えていきます。

本記事のテーマ

本記事を読むと、次の情報が得られます。
※ITエンジニアのフリーランスで比較しています。

  • フリーランスと正社員のメリット・デメリット
  • フリーランスになるべき人、会社員になるべき人

結論

結論としては、その人の考え方によるというものです。

  • 現在の給料が低く、将来の昇給も見込めないのであればフリーランス
  • ある程度給料が高く、将来の昇給も見込めるのであれば会社員
  • フリーランスは不安定で社会的信用も低い傾向にあるので、その時の状況に応じて、自分の頭で考え、納得のいく選択肢を選ぶ必要がある

記事の信頼性

 私は新卒でSIerという「対企業向けにシステムを開発する企業」に就職しました。エンジニアとして、システム開発の全工程(要件定義や設計、開発、テスト、リリース、保守まで)を担当してきましたし、現在はAndroidのアプリも作成していますので、経験者の視点からお話ししていきます。

収入・税金面での比較

最近、フリーランスは単価が高く魅力的という話がありますが、本当に魅力的なのでしょうか?会社員は給与所得控除という強力な所得控除がありますが、フリーランスではそのような控除は利用できません(自分で法人を作り、そこから役員報酬を得るのであれば別ですが、法人税もかかるのである程度の金額が無いと却って損をします…)

そこで今回は比較を行ってみました。ただし個人の状況によって税金額は変わりますので、ご自身で計算することをオススメします。

同じ金額であれば、会社員の方が有利

同じ金額であれば会社員の方が有利です。所得税や住民税は、給料として支払われた金額(額面の年収)から、様々な金額を控除した後の「課税対象所得」に対して税率を乗じています。基礎控除が48万円(年収2400万円以下の場合)、給与所得控除は額面の給与に依りますが、年収400万円の場合、約120万円の控除となります。詳細は国税庁のHPをご確認ください。

文面で書くと非常に難解なので、年収600万円の会社員VSフリーランスで比較したものが下記となります。なお住民税は所得税とは控除金額が若干違うので今回は無視しています。(ちなみに私は20代でSIerに勤めており、年収600万円程度でしたので、年収600万円としています。)また、個人事業主の場合、事業税がかかります。(12か月事業を行った場合)事業税は290万円の控除額がありますが、そこに5%の税金がかかります。計算の簡略化のために今回は無視します。

こう見ると、所得税はフリーランスの方が高いですね。社会保険料は会社員の方が高いですが、老齢厚生年金として、国民年金のみに比べ年間約108万円(月額9万円)多く年金が給付されますので、収入が同額の場合、税金、保険料の負担は会社員の方が少ないと言えます。

少し細かな話になってしまいますが、フリーランスと会社員の違いは下記のとおりになります。

  • フリーランスは毎年確定申告が必要で、青色申告特別控除(白色申告に比べ申請が複雑)を使っても所得控除額は会社員に比べ小さい
  • 経費として申請できる項目はあるが限られている。(上表では、交通費、被服費(スーツ代など)、書籍代、雑費(飲食代、場所代などを経費としています。自宅作業の場合は、割合で家賃・光熱費を含めることも可能です)
  • 加入する保険は国民健康保険と国民年金保険。会社員の場合、会社が半額負担してくれますが、フリーランスは全額自己負担

※今回参考にしたサイト

給与所得控除:国税庁のHP(給与所得控除)

基礎控除:国税庁のHP(基礎控除)

所得税:国税庁のHP(所得税)

社会保険料:服装健康保険組合

フリーランスは高単価が魅力的

フリーランスの魅力はリスクを取っている分、収入が増えることです。フリーランスエンジニア向けに仕事を紹介しているjoBeetによると、2件に1件が80万円/月を超えているそうです。少し丸めて、年収1,000万円として比較してみると次のようになります。

フリーランスの方が、手取り年収で約250万円高い結果になります。ちなみに年収400万円の会社員と比較すると、手取り年収で約400万円高くなります。

その他項目での比較

有給休暇

会社員の場合、福利厚生、有給休暇などフリーランスに比べ優遇されている面があります。有給休暇は最大20日間与えられます。つまり丸1か月間働かなくても給料が支払われるのです。(中々、すべて消化できませんが…)

社会的信用

中々数値化するのが難しい項目ではありますが、フリーランスの方がいまだに社会的信用が低い傾向にあります。クレジットカードや住宅ローン、家を借りる時などの申請で苦労することがあるかもしれません。

心の安定

会社員でもリストラされる時代ですが、それでも日本は正社員を簡単には辞めさせることができません。将来の安定という意味でも、会社員(正社員)は非常に優遇されていると考えられます。

また、会社員の場合は会社から仕事を与えられますが、フリーランスは自分で仕事を取らなければいけません。今はエージェントもいるのである程度楽になったと思いますが、自己研鑽を怠ると仕事がなくなる可能性もあります。休日のほほんと過ごせる会社員と違い、フリーランスは心理的に少し負荷があるように思います

まとめ

というわけで今回はフリーランスと会社員を比較してみました。

冒頭にも記載した通り、どちらが良いかという結論としては、その人の考え方によると思います。

  • 現在の給料が低く、将来の昇給も見込めないのであればフリーランス
  • ある程度給料が高く、将来の昇給も見込めるのであれば会社員
  • フリーランスは不安定で社会的信用も低い傾向にあるので、その時の状況に応じて、自分の頭で考え、納得のいく選択肢を選ぶ必要がある

個人的には、会社員の方がいいかなぁと考えています。収入を増やす手段は副業など他にもあるので、わざわざリスクを取る必要もないかと…ただ、現在の年収が低いのであれば、転職やフリーランスとしての独立をしていると思います。

ちなみにご家族がいる場合は、法人化してご家族に役員報酬を出せば、その分節税に繋がります。ここら辺は専門家に聞いた方がいいと思いますが、場合によっては会社員よりも得な時があるということは覚えておいてください。ただし、節税は良いですが、脱税はダメですよ。

キャリアに正解はありません。いろいろと複雑でわかりにくい部分もありますが、ご自身の人生ですし、自分で考え、自分の納得のいく選択肢を選んでください

本記事が皆様の参考になれば幸いです。ではでは。

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