転職しようと考えているのだけど、時間も無くて中々踏み切れない。他の人はどんな風に転職活動を進めているのだろう?
このような疑問に答えていきます。
結論
私は就職しながら隙間時間で転職活動を行いました。
- 転職活動のは思ったよりもパワーが必要
- 現職のことは気にせず、活動しよう
- 手続きが意外と面倒
ちなみに、転職活動で一番大切なのは、「転職の目的」を明確にすること、言い換えるなら「転職で何を変えたいか」を明確にすることです。こちらの記事に書いていますので、興味ある方はぜひご覧ください。
記事の信頼性
私は新卒でSIerという「対企業向けにシステムを開発する企業」に就職しました。エンジニアとして、システム開発の全工程(要件定義や設計、開発、テスト、リリース、保守まで)を担当してきましたし、現在はAndroidのアプリも作成していますので、経験者の視点からお話ししていきます。
転職活動の体験談
以前別の記事でも書いたように、私は未経験から異業種へ転職をしました。その時にどんなことをやったかを解説していきたいと思います。
ちなみに、私が転職を意識したのは、今の会社ではずっと働けるイメージを持てなかったからです。
詳細はこちらの記事にありますので、興味ある方はぜひご覧ください。
隙間時間で情報収集・書類作成
まず最初に行ったのは情報収集です。往復の電車の中でネット記事を色々見ていました。
- 転職エージェントの口コミ:悪い口コミを見て、結局行動しない
- 転職経験談:自分には難しそうと思い行動しない
- データ分析をしてる人のブログ:知識をインプットするだけで、行動しない
- SIerから転職した人の情報:辞める理由を探す、自分を正当化
いろんな理由はありましたが、自分の考えが正しいか不安だったので、片っ端からネットの記事を読んでいきました。
片道1時間程度電車に乗ってたので、往復で2時間くらい情報収集していましたが、今振り返ると、こんなことしている間に行動すれば良かったと思います。
行動しない理由を探して、中々一歩が踏み出せなかったのです。
そのせいで、良いなと思っていた求人が募集を辞めてしまい、後悔したこともあります。
これでは駄目だと思い、とりあえず1社に応募してみました。
帰宅するのも0時を回っていたので、帰宅してから、前回の転職活動で作った書類を少し書き直して提出しました。
この時は仕事が忙しかったので、まずは1社しか受けていませんでしたが、ダメだったら今の案件が終わったら持ってる有給全部使って転職活動するつもりでした。
実は資格も取ってた
やりたいことを探す過程で資格も取っていたので、そのことも提出書類に書いておきました。
未経験ではありますが、関係する資格を取ることで熱意アピール&その裏付けになります。
久しぶり過ぎて面接でロクに話せない
何とか書類選考とWebテストに合格して、1次面接までこぎつけました。
ちなみに1次面接は先方が気を使って土曜日に開催してくれたので、会社を休まず受けることができました。1次面接ではこんなことを聞かれました。
- その会社や求人部門の説明、質疑応答(ここは採用側が説明してくれました)
- 転職を決意した理由、志望理由
- 職務経歴の説明と質疑応答
- その他条件面の確認
面接は新卒採用の時以来なので5年ぶりくらいでした。自分が思っているよりも全然話せず、準備不足を痛感しました。
面接が終わった後に、面接官の方が心配になってアドバイスをくれるくらいやばかったです。笑
現職はクビになってもいいや。思い切って休んでみる
なぜ受かったのかはわかりませんが、何とか最終面接まで進めました。
最終面接はさすがに平日に開催されるので、仕事を休む必要がありました。
その日は重要な会議がありましたが、上司の反対を押し切りながら休暇を取りました。正直辞めようと思っていたので、会社の評価なんてどうでも良かったのです。
いざ、最終面接へ
1次面接の反省を生かし、1次面接で聞かれたことを再度自分の中で考え直しました。この時はスマホのメモ帳に質問をメモしておいて、通勤時間に考えを整理していました。
それに加え、企業のIR情報(投資家に向けた公開情報)を読みながら、その会社のことを研究していました。と言うのも、実は1次面接で売上高を聞かれて回答できなかったのです。
久しぶりに新卒の時並みに準備したおかげで、最終面接はかなり順調に回答できました。具体的にはこんな内容を聞かれました。
- 現職の会社を志望した理由、数ある企業の中から選んだ理由
- 職務経歴の説明と質疑応答
- その他条件面の確認
基本的には1次面接と同じような質問をされました。いやー、緊張しましたね。
内定獲得後の流れ
何とか最終面接も通過し、無事内定を獲得した後は、退職タイミングの調整を行いました。
上司への報告
まずは直属の上司(課長)へ報告です。
社内チャットで会議室に呼び出して、会社を辞めたいと伝えました。小一時間程度話しましたが、上司とはこんな内容を話しました。
- なぜ辞めたいと考えているのか?
- 退職希望時期はいつか?
- 案件の引継ぎはどう進めるか?
なぜ辞めたいと考えているかは結構時間を取ってお話ししました。
すでに転職先の内定も貰っていますし、私の辞意が固いということが伝わって具体的な手続きの話になりました。
とりあえず次は部長と話してほしいということで部長との面談を調整してもらい、その日は終わりました。
部長との面談も課長と同じような質問だったので、同じように回答しました。上司にもOKを貰ったので、転職先の人事の方に連絡を入れ一区切りとなりました。
引継ぎ準備
大体3か月弱で辞めることになったので、そこから引継ぎスケジュールを計画します。後輩が案件に入ってきたので、随時説明をしていきます。
口頭の説明だけだと不足してしまうので、資料も作成します。通常業務に合わせ資料作成もするので、辞めるまでの間は終電間際のことも多かったです。
ちなみに、当時有給が40日程度あったのですが、10日しか取らなかったのは後悔してます。辞める会社にいい顔しても意味ないのに…笑
各種手続き
結構、これが面倒でしたね。大体のことは企業側がやってはくれるのですが、先方の手違いで資料が来るのが遅れ、慌てて作業したので時間に追われていた記憶があります。
一番厄介だったのは、卒業証書などの証明書類の画像が手元になかったことです。たまたま兄が帰省していたので助かりましたが、両親がPC音痴でスキャンの仕方がわからず、タイミングがずれていたら証明書が提出できなくてかなり焦りました。
ちなみに、転職先で年末調整を行う際、1月から12月の間で転職前の企業から給与(残業含む)を受領していた場合、前職の源泉徴収票が必要になりますので、大切に保管しておいてください。
(私は無くしてしまったので前職に電話して、再発行してもらいました。)
これから転職活動を行う人に向けて
さて、私の体験談を書いてきましたが、僭越ながら、ここからはこれから転職を行う人に向けてのメッセージをさせていただきます。
なお、独力での転職活動は結構大変ですので、求人の紹介、面接の日程調整、給与交渉などをしてくれる転職エージェントに頼るのが得策だと思います。
思ったよりも準備が必要
先ほども書いた通り、思ったよりも面接で話せません。
「前やったから大丈夫だろう」ではなく、今の自分のスキル・経歴を再度棚卸しましょう。
結構、「なぜそのような行動をしたのか?」のような、あなたの考え方を聞く質問が多いので、先ほど書いた面接での質問を参考にご自身の考えを整理してみてはいかがでしょうか?
転職を決意しているのであれば、現職は無視しよう
「今の会社に迷惑がかかるから」とかは一切考えなくていいのです。
あなたは周囲に気を使える優しい方なのはわかりますが、「自分ひとり抜けただけで回らなくなる体制しか準備できない上司・経営層が悪い」と考え方を変えましょう。
これは賛否あるかもしれませんが、会社というのは社員が辞めることを前提に設計されるべきなのです。
あなたの人生を守れるのはあなたしかいません。本気で環境を変えたいのであれば、会社のことなど考えず行動しましょう。
求人を見るだけでもOK。まずは行動しよう!
最後に、私みたいに検索だけして満足するのではなく、求人を見るだけでもいいので転職活動を始めましょう。
本気で環境を変えたいのであれば行動あるのみです。
仕事の後に転職活動するのは大変かもしれませんが、例えばエージェントなどを利用して他の人を巻き込むなど、自分が行動するような仕組みを作るようにしましょう。
まとめ
今回は私の転職体験を書いてきました。実際にやってみないとわからないことがあったので、今回の記事がこれから転職を考えている方の参考になれば幸いです。
- 転職活動のは思ったよりもパワーが必要
- 現職のことは気にせず、活動しよう
- 手続きが意外と面倒
結構、手続きなど面倒なこともありますが、私は転職して非常に良い環境を手に入れられました。
転職を意識されている方は、今すぐ行動してみてください。
本記事が皆様の参考になれば幸いです。ではでは。
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