システムエンジニアの人の仕事ってどのような感じなのだろう?経験者の話を聞いてみたいなぁ
このような疑問に答えていきます。
本記事のテーマ
本記事を読むと、次の情報が得られます。
- SIerシステムエンジニアの働き方を知れます。
- 実際に働いてみた人の感想を知れます。
結論
新規開発案件で、自分も設計・開発を担当したので楽しかった。やっぱ自分は設計・開発が好きなんだなぁと実感しました。
- 成長を実感した点
- 要件定義~保守運用まで一連の流れを担当できた
- 凄腕BPさんと一緒に働けた
- 辛かった点
- 初めての客先常駐で気疲れ
- 大規模ゆえの連携の難しさを実感
- 同期がいなくて心細い
そのような背景もあり、結局私は転職をしてしまいました。
この記事を見ている人の中にも転職を検討している人もいらっしゃるかと思いますが、個人的には書類の添削や面接対策、日程調整、給与の交渉など多岐に渡る支援を無料でしてくれる転職エージェントの利用をオススメします。
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記事の信頼性
私は新卒でSIerという「対企業向けにシステムを開発する企業」に就職しました。エンジニアとして、システム開発の全工程(要件定義や設計、開発、テスト、リリース、保守まで)を担当してきましたし、現在はAndroidのアプリも作成していますので、経験者の視点からお話ししていきます。
案件の概要
この案件はERPシステムのリプレース(置き換え)で、私はメンバーとして要件定義~本番リリース、そしてその後の保守・運用まで担当しました。
開発期間は2年間、保守運用は1年と、5年間のエンジニア人生の半分以上関わった案件になります。
ちなみに開発期間で当時のリーダーからも認められ、保守運用は私がリーダーを担当しました。
長期間の開発で大変なこともありましたが、先方の情報システム部からも「前回のリプレースの時はいろいろ問題が起きたが、今回はスムーズに移行できた。ありがとう」と感謝された、非常に思い出深い案件です。
ちなみに、前回の案件の感想はこちらになります。
成長を実感した点
要件定義~保守運用まで一連の流れを担当できた
この案件を通じて一番成長できたことは、「要件定義~保守運用」まで一気通貫で参画できたことです。今まで座学でしか知らなかった内容が、実体験を伴って自身の知恵となりました。
例えば、下記のようなノウハウを知ることができました。
- 要件定義で顧客と打ち合わせするときに認識齟齬が少なくなるようにモック画面(試作品)を見せる
- 設計書は納品物だから体裁を整える必要がある
- パラメータ定義書からINSERT文を出力できるようにして、移行作業で使う
このように実際に経験したからこそ大変さがわかり、何に注意すべきなのかを知れました。もちろん1回やっただけでは完全に身に付きませんが、それでも新たな気づきが得られたのは大きな財産だと思います。
今はエンジニアを辞めてしまいましたが、この経験があったからこそ、システムを発注するときも勘所がわかり、ベンダーと上手く会話ができたのだと思います。
凄腕BPさんと一緒に働けた
単純に各工程を経験できただけでなく、凄腕のBPさん(他会社から開発のために雇ったエンジニアさん)の仕事ぶりを間近で見られたのは、貴重な経験でした。
本当にすごいエンジニアさんで、コア機能の設計を担当するくらい設計力があるし、自作ツールなどを駆使して生産性を高めてくれました。この方のおかげもあって、そこまで残業しませんでした。笑
私が作成した設計書やソースコードも自発的にレビューしてくれ、私の至らない点を指摘してくれました。
単純に信頼されてなかっただけかもしれませんが、そのおかげで自分の足りない部分を自覚でき、非常に勉強になりました。
辛かった点
大規模ゆえの連携の難しさを実感
一番辛かったのは、人数が多かったことですね。
チーム内は頻繁にコミュニケーションを取るのですが、他チームのメンバーとはあまり関わりがありません。
ただ、要所要所でコミュニケーションを取る必要があり、普段会話していないからこそ、用語が通じないなど苦戦することが多々ありました。
また、「共通作業」というのは往々にして漏れるものです。WBS(作業計画)にも載っておらず、「誰かやるだろう」という意識を持っているためです。
この記事で書いた通り、当時の私は実績欲しさに仕事を自分から引き受けていたので、このような共通作業は積極的に受けるようにしました。
自分で言うのも恥ずかしいですが、積極的にこぼれ球を拾ってくれる人間がいなかったら回らなかったと思います。
初めての客先常駐で気疲れ
この案件は客先に常駐して作業する期間があったため、その期間は気疲れしました。
フレックスで時差出勤が可能だったはずなのですが、各チーム最低1人は9時までに出勤していなければいけないというルールがあり、最若手だった私は9時までに出勤する必要がありました。
また、私は入り口の近くだったので、顧客が来るかもしれないという心理的プレッシャーもあって、常に気を張ってて疲れました。
ただ、そこまで嫌ではなかったです。詳細はこちらに書いているので興味がある方はご覧ください。
同期がいなくて心細い
この案件の前は周囲に同期がいたのですが、この案件からは同期もおらず初対面の人ばかりで正直心細かったです。メンバーの方がランチに誘ってくれ助かりましたが、コミュ障の私にはちょっときつかったです。
まぁ慣れてしまえば特段問題なかったですけど。笑
まとめ
今回は私が一番長く関わった案件の紹介をさせていただきました。
- 成長を実感した点
- 要件定義~保守運用まで一連の流れを担当できた
- 凄腕BPさんと一緒に働けた
- 辛かった点
- 初めての客先常駐で気疲れ
- 大規模ゆえの連携の難しさを実感
- 同期がいなくて心細い
非常に勉強になり、私のキャリアの基礎となった案件でした。
ちなみにこの案件が終わった後に上司に一度会社を辞めたいと相談しました。転職を決意した理由はこちらの記事にありますので、興味がありましたらご覧ください。
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本記事が皆様の参考になれば幸いです。ではでは。
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